普段、Macで開発をしていますが、webアプリケーションの開発要件に、Edgeや未だにIEが入っていることが多く、IE11(Internet Explorer11)の確認ができる環境を構築しました。Mac で IE11(Internet Explorer11)の動作確認したい場合の手順をメモしておきます。
VirtualBoxをインストールしてWindowsをインストールする
進め方ですが、VirtualBoxをインストールし、その中にWindows10を入れて、IE11(Internet Explorer11)を表示できるように進めていきます。MacOSは、Catalinaの10.15.7を使っています。
VirtualBoxのインストール
VirtualBoxのインストールを進めていきます。
https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads
上記のページを開くと、ダウンロードページに遷移しますので、OS X hostsを選びます。クリックすると、ダウンロードが始まります。ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたdmgファイルを展開してインストールします。
ダウンロード中に、”機能拡張がブロックされました”
“Oracle America, Inc.”によって署名された新しい機能拡張を読み込もうとしました。これらの機能拡張を有効にしたい場合は、“セキュリティとプライバシー”システム環境設定を開いてください。
と表示された場合は、ダウンロードしたアプリケーションの実行許可がされていませんので、セキュリティとプライバシーの設定画面を開き、許可を選択して、再度インストールし直してください。
無事に、VirtualBoxのインストールが完了しました。
Windowsのインストール
次に、Windowsのインストールを進めていきます。
Windows7のダウンロード
最初に、Windows7のダウンロードを行ないます。
画像の通り、いくつかのVMを選択することができます。今回は、IE11を動かしたいため、IE11 on Win7 をダウンロードします。Edgeを動かしたい方は、MSEdge on Win10 を選択しましょう。
VirtualBoxにインポート
ダウンロードしたら、”IE11.Win7.VirtualBox.zip” というzipファイルが作成されますので、CLIで解凍します。
$ tar zxf IE11.Win7.VirtualBox.zip
ovaという拡張子のファイルができていれば、問題なく解凍できています。
$ ls IE11*
IE11 - Win7.ova IE11.Win7.VirtualBox.zip
そして、VirtualBoxにインポートします。
VirtualBoxアプリケーションを立ち上げると、下記のような画面になりますので、インポートボタンをクリックします。
インポートをクリックすると、インポート対象のファイルの入力欄がありますので、先ほど解凍したovaファイルを選択します。
次に、仮想アプライアンスの設定という表示になりますが、基本的にはデフォルト設定のままで大丈夫です。メモリは2GB以上にしておくことをオススメします。設定が終わったら、インポートボタンをクリックすると、構築が行なわれます。
インポートが終わると、上記画像のようになります。これでVirtualBoxにインポートは完了です。
VMを起動する(Windowsを起動する)
ここまで終わったら、インポートしたVMを起動させます。
起動をクリックすると、Windowsが立ち上がります。ほかのアプリケーションの使用中でも、キーボードからの入力を許可するかと聞かれますので、ONに設定します。設定すると、反映するには一度VirtualBoxを停止してくださいと言われますので、1回シャットダウンして、再度起動させます。
無事に立ち上がりました。repair ~~~~ と出てきた方は、手順にそって進めて再起動すると立ち上がるかと思います。
スナップショットを作成する
デスクトップ画面に記載がありますが、90日後に期限切れになってしまうため、Command + T で今の段階のデータをスナップショット作成しておきましょう。
このようなダイアログが出ますので、OKを押したらスナップショットが作成されます。
VirtualBoxの管理マネージャーを開き、下記のようにスナップを選択すると、スナップショットが作成されていることを確認できます。
IE(Internet Explorer11)を起動する
左下にあるStartボタンから、All Programsを選択して、Internet Explorerを選択します。
IEが起動しました。