これまで下記の投稿で、Apple社が発表していたIDFA対策についてまとめてきました。
・iOS14で変わるIDFAと広告への影響
・【続報】iOS14が広告収益に与える影響について
・【続報】iOS14で導入されるIDFAオプトインが延期になりました。
・【AppTrackingTransparency】AppStore申請時にNotesに記載しないとリジェクト対象になりました
・【速報】iOS14 IDFA対策をしたアプリがApple審査でリジェクトされています。
ATT(App Tracking Transparency)対応が始まるタイミングについては、コロナウイルスのため、2021年に延期となっていましたが、ついにリリース日の発表がありました。
iOS14.5でATT(IDFA対応)が適用されることになりました
上記の記事を見てもらうとわかりますが、公式にATTのリリースが発表されています。記事内に書かれていますが、
間もなく、Appleの次のベータ版ソフトウェアでは、App Tracking Transparency(アプリケーションのトラッキング申告)を通じて、Apple以外の企業が所有·運営するアプリケーションやウェブサイトを通じてユーザーデータを追跡する場合には、事前にユーザーの許可を必要とするようになります。設定アプリケーションの下で、ユーザーはトラッキング許可を求めているアプリケーションを確認し、これなら用途に見合うという状態に変更できるようになります。この新しい機能は、今春より新バージョンの iOS 14、iPadOS 14、tvOS 14 で広く利用できるようになりますが、既に世界中のプライバシー提唱者から大きな支持を集めています。
ATT(App Tracking Transparency)については、今春より新バージョンでリリースされるようです。
現在のバージョンは、iOS14.4になっており、リリースされたのも1月26日なので、まだβ版の段階ですので、リリース日の確定はしていないようですが、恐らく春先あたりにリリースされそうな雰囲気です。
Googleは提供しているiOSアプリでIDFAの取得はしないと発表しています
Googleは、Appleの発表に対して、公式ブログでIDFAの取得をしないことを発表しました。
https://blog.google/products/ads-commerce/preparing-developers-and-advertisers-for-policy-updates/
そのため、Googleが提供するアプリにおいては、ATTの取得ダイアログは表示されず、SKAdNetworkの対応をすると書かれております。
次バージョンでIDFAが取得できなくなりますので、対応はお早めに!
iOS14.5でATT(IDFA対応)がリリースされると正式にアナウンスがありましたので、あと数ヶ月で今の仕組みではIDFAが取得できなくなります。現在、様々なアプリで対応中かと思いますが、審査落ちするケースも出てきていますので、ギリギリまで粘らずに、早めに対応することをオススメいたします。