【ConohaWing】かんたん移行を使わずにwordpressを移行する方法(All-in-One WP Migrationの使い方)

今回は、ConohaWingレンタルサーバに移行する方法をメモしておきます。移行には、ConohaWingが提供する、かんたん移行というものがありますが、
https://tachitechi.com/conoha-wing-using-wordpress-easy-migration/
の記事にも書いている通り、画像の量が多く、かんたん移行でエラーが出てしまい、うまく進めることができなかったので、wordpressプラグインを用いて、移行していきます。なお、この記事では、conohaアカウントの契約と、conoha wingで移行するドメインの登録は済んでいる前提で進めますので、まだ契約やドメイン登録ができていない方は、上記の記事をご参考ください。

conohaアカウントにログインする

conohaアカウントにログインします。

移行先wordpress(conoha)の初期構築をする

アプリケーションインストール

左メニューからサイト管理を選択し、サイト設定からアプリケーションインストールを選びます。

+アプリケーションボタンをクリックして、次に進みます。

構築する内容を選ぶことができますので、下記のように入力します。

・アプリケーション:WordPress
・インストール方法:新規インストール
・バージョン:5.6.0
・URL:ご自身で決めてください。
・サイト名:ご自身で決めてください。
・メールアドレス:ご自身で決めてください。
・ユーザー名:ご自身で決めてください。
・パスワード:ご自身で決めてください。
・データベース:ご自身で決めてください。
・ユーザー名:ご自身で決めてください。
・パスワード:ご自身で決めてください。
・コントロールパネルプラグイン:インストールする
・自動キャッシュクリアプラグイン:インストールする

入力が終わったら保存をクリックします。保存すると、構築がスタートして、しばらくすると、稼働中に切り替わります。恐らく、1〜2分で構築は終わるはずです。

移行先wordpress(conoha)の管理画面にログインする

移行先の管理画面にログインできることを確認します。まだドメインの向き先を変えていないため、作業PCのアクセスを移行先の新環境に意図的に向き先を変えてあげる必要があります。

conoha wingで用意されているテストドメインを使って、向き先を探します。

$ ping xxxxxxxxxx.conohawing.com
PING xxxxxxxxxx.conohawing.com (xxx.xx.xxx.xxx): 56 data bytes
64 bytes from xxx.xx.xxx.xxx: icmp_seq=0 ttl=54 time=10.063 ms
64 bytes from xxx.xx.xxx.xxx: icmp_seq=1 ttl=54 time=5.963 ms

管理されているサーバIP xxx.xx.xxx.xxx が分かりました。IPが分かったら、ターミナルからPCのhostsファイルを変更します。

$ sudo vi /private/etc/hosts

xxx.xx.xxx.xxx xxxxxxxxxx.com

↑mac の場合になります。左側にIPアドレスを入れて、右側に対象ドメインを記載します。入力後に、アクセスすると、いつも使っているURLでconoha wingの移行先環境にアクセスすることができます。

http://xxxxxxxxxxxx.com/wp-login.php

まだ、SSLの設定はしていないため、こんな感じのURLになると思います。ユーザ名とパスワード欄に先ほど決めた文字列を入力して、ログインすると、管理画面にアクセスができます。

移行元wordpress(現環境)でバックアップ(エクスポートファイル)を取得する

移行元wordpress(現環境)でバックアップを取得します。今回は、wordpressプラグインを使って、バックアップを取ります。
まずは、移行元wordpress(現環境)にログインします。(先ほど、設定したhostsをコメントアウトしておかないと、新環境にアクセスしてしまうので、消しておきましょう。)

ログインしたら、All-in-One WP Migration というプラグインを使います。

一番左上のプラグインです。インストール数も多く、移行するときのプラグインとしては、かなり有名です。インストールが終わったら有効化すると、左メニューに、All-in-One WP Migration と表示されますので、クリックします。

エクスポートをクリックすると、上記のような画面になります。基本的に、全て移行で良いかなと思いますので、特にオプションにはチェックせず、エクスポート先からファイルを選択して、ファイルエクスポートします。

ただ、サイトの全体容量が、512MBを超えていると、移行するには有料プランに契約すると移行することができません。(ファイルのエクスポートはできますが、この先の移行先環境でインポートができなくなり、止まります)
512MBを超えていた場合の対応手段としては、
・有料プランに申し込む(1番楽です)
・メディアライブラリをエクスポートせずに、メディアライブラリは手動で移行させる
どちらかになると思います。512MBを超える要因としては、ほぼほぼメディアライブラリの量が増えていることが理由だと思います。そのため、メディアライブラリは手動で移行して進めることも可能です。その場合、メディアライブラリは、wp-content/uploads以下に格納されていますので、SFTPでログインし、手動でダウンロードしてから、移行先環境のファイルマネージャーで手動でアップロードすることができます。容量に応じて、時間はややかかりますが、この方法でも対応することが可能です。

ファイルをエクスポートすると、ダウンロードボタンが出ますので、ダウンロードします。

移行先wordpress(conoha)でインポートする

移行先wordpress(conoha)で、先ほど取得したバックアップファイルをインポートしていきます。まずは、移行先wordpress(conoha)の管理画面にアクセスします。(先ほど、設定したhostsを忘れていると、新環境にアクセスできないので、ご注意ください。

まず、プラグインをインストールします。先ほどと同様に、All-in-One WP Migration というプラグインを使います。

プラグインのインストールと有効化ができたら、インポート画面を開きます。

先ほど取得したバックアップファイルをアップロードします。アップロードが完了すると、上書きしますかという確認ダイアログができますが、ここはそのまま進みます。

サイトのインポートが完了しました。リロードすると、

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データベースの更新が必要です

WordPress が更新されました。ご利用いただく前に、データベースを最新バージョンに更新する必要があります。

データベースの更新処理には少し時間がかかるかもしれません。しばらくお待ちください。
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と出る場合は、そのまま更新ボタンをクリックしましょう。これでサイトを見てみると、移行が完了しました。簡単ですね。

お名前.comで取得したドメインの向き先を変更する

今回は、お名前.comで取得したドメインの向き先を変更します。conoha wingの管理画面にある左メニューから、DNSを選択すると、登録したドメインが表示されています。

このような表示になっているかと思いますので、お名前.comのネームサーバを、ns-a1~3.conoha.io をそれぞれ登録していきます。

変更をクリックしたら、設定は完了です。恐らく24時間以内に、DNSが浸透するかと思いますので、浸透後に、正しく表示されれば完了です。(このタイミングでは、上述したhostsの設定は削除しておきましょう。)