~/.ssh/configとは、ssh経由でサーバに接続する際に参照される設定ファイルです。
普段、サーバに接続する際に、
$ ssh xxx.xxx.xx.xx -l staff
このようにコマンドを書いて、ログインしていないでしょうか。~/.ssh/configを使うと、ssh XXXXと書くだけで、サーバにログインすることができるので、非常に便利です。この機会に覚えて設定しておきましょう。
~/.ssh/configの設定方法
- 設定方法
まず、configファイルを開きます。
$ vim ~/.ssh/config
下記のように書くと、設定ができます。
Host my-server
HostName xxx.xxx.xx.xx
User xxxxx
Port 22
Host my-server-stg
HostName xxx.xxx.xx.xx
User xxxxx
Port 10022
このように記載すると、先ほどまで手打ちしていたものを設定ファイルに書いておくことができます。
- サーバにログインする
$ ssh my-server
これでログインできました。簡単ですね。
上記の例では、パスワード認証の時のケースを書きましたが、公開鍵認証の場合は、
Host my-server
HostName xxx.xxx.xx.xx
User xxxxx
Port 22
IdentityFile ~/.ssh/hoge.key
このように記載することで対応できます。
- 便利な小技
また、一定時間操作しなかった場合、サーバから接続を切断されてしまうことがあるので、コネクションが切れないように、下記設定を入れることで、通知設定をすることができます。
ServerAliveInterval 30
サーバの先頭に、上記のように書くと、30秒ごとにコネクションの疎通確認を行ないます。
個別設定をする場合は、このようにすることで対応できます。
Host my-server
HostName xxx.xxx.xx.xx
User xxxxx
Port 22
IdentityFile ~/.ssh/hoge.key
ServerAliveInterval 30