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ATT(AppTrackingTransparency)で審査落ちした時のメモ(Guideline 2.1 – Information Needed)

iOS14から始まった AppTrackingTransparencyフレームワークですが、正しい使い方をしていないと審査落ちになるようです。Appleのアプリ申請時に、必要事項が足りていないと却下になりますので、対応方法をメモします。

Guideline 2.1 – Information Needed AppTrackingTransparency で審査落ち

Appleから下記のように指摘を受けました。
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Guideline 2.1 – Information Needed
We’re looking forward to completing the review of your app, but we need more information to continue. Specifically, we noticed that your app uses the AppTrackingTransparency framework, but we haven’t been able to locate the relevant AppTrackingTransparency permission requests.
While it is not required to implement AppTrackingTransparency at this time, we check to make sure the implementation is compliant with our guidelines when we detect the framework in an app.
Next Steps
If your app integrates AppTrackingTransparency, please indicate where in your app we can find the AppTrackingTransparency permission request.
If your app does not integrate AppTrackingTransparency, please indicate this information in the Review Notes section for each version of your app in App Store Connect when submitting for review.
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簡単に要約すると、
アプリの審査をするために、情報が足りていません。アプリ内で、AppTrackingTransparencyフレームワークが使われていることを確認しましたが、AppTrackingTransparencyフレームワークを使った際に表示される権限リクエストがどこで表示されるか、見つけることができませんでした。今の段階では、AppTrackingTransparencyを使うことは必須ではありませんが、アプリ内で、AppTrackingTransparencyフレームワークを使うときには、ガイドラインに準拠した実装をする必要があります。AppTrackingTransparencyフレームワークを使う場合、アプリのどこに権限リクエストがあるかをノートに記載して、再度審査を出してください。上記のように指摘を受けています。

AppTrackingTransparency で審査落ちしてしまう原因

AppTrackingTransparencyを使うときは、Apple側で権限のリクエスト表示を確認する必要があるため、場所を明記する必要があります。

・AppTrackingTransparencyフレームワークを使っているが、権限リクエストの実装はしていないケース
・AppTrackingTransparencyフレームワークを使っているが、サーバ側で権限リクエストのON/OFFを切り替えられるようにしてあり、レビュー時に確認できないケース

上記の場合、審査に落ちてしまう可能性が高いです。

ATT対応(AppTrackingTransparency)で審査落ちしないための方法

ATT対応(AppTrackingTransparency)で審査落ちしないための方法は、下記の2点です。

  • AppTrackingTransparencyフレームワークを入れて、権限リクエストの表示を有効にする必要がある。
    審査時には、AppTrackingTransparencyフレームワークの目視確認が入りますので、権限リクエストが表示しておきましょう。
  • レビューノートに、権限リクエストの表示位置を記載する必要がある。
    起動時であれば大丈夫かもしれませんが、画面遷移が複雑なケースなど、AppTrackingTransparencyフレームワークの実装位置を確認する必要がありますので、表示位置をわかりやすく書いておきましょう。

上記で対応すれば、審査は通るかと思います。上記の対応が難しいようであれば、まだ必須ではないため、IDFAを取得し続けることができますので、AppTrackingTransparencyフレームワークを外して、審査に出しましょう。