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早死にする職場の10の特徴

ジェフリー・フェファーが書いている影響力のマネジメントという本があるのですが、

この著者が述べているこういう職場は体を壊すというデータが参考になりましたので記載します。著者は、組織行動学の世界では超有名なジェフリー・フェファー教授。スタンフォードの有名な教授で、日本でも和訳された本が多数出版されています。

早死にする職場の10の特徴

結論から言うと、以下の通りです。

  1. 保険がない
  2. シフトワーク
  3. 長時間勤務
  4. 業績が不安定
  5. 仕事のせいで家庭に不和が起きる
  6. 仕事に対する権限がない
  7. 責任が重すぎる
  8. 仕事がない
  9. 社会的なサポートが得られない
  10. 組織に不公平がある

上記の項目を満たすほど、良くない職場です。いわゆる早死にする、精神病にかかる、精神的に通院する可能性が高い傾向のようです。

保険がない

社会保険がないことを指します。基本的に一般的な会社であれば、加入が義務付けられていますので、概ね問題ないと思いますが、加入していない会社は要注意です。調べただけでも、社会保険に未加入の会社はいまだに存在しています。推測ではありますが、国が社会保険未加入の会社にそこまで厳しく行政指導をしていないことが理由だと思います。

シフトワーク

朝夜のシフトがある場合は、気をつけましょう。仕事の性質上、シフトワークの会社も多くあります。シフトワークは、生活リズムを固定しずらく、睡眠不足が起きてしまったり、病気の発症率も高い統計が出ています。脳卒中などの冠動脈疾患での死亡率を見ると、シフトワークの労働者は、通常労働している人に比べて2倍以上の死亡率、がんの発症率においても、数倍の違いがある統計データがあります。

長時間勤務

長時間勤務の基準は、自分が疲れるなあと感じるレベルで考えましょう。例えば、年間50日間10時間以上働いている人を長時間労働と定義付けた場合の統計データがあるのですが、10年の長時間労働で脳卒中のリスクは45%増えると言われています。

業績が不安定

業績が不安定なことは、そんなに関係あるのかという声が上がってきそうですが、業績が不安定なことは社員が不安に感じる要素になり得ます。精神的な病気にかかる要素にもなりますので、業績が不安定な状態が続いている会社は注意が必要です。

仕事のせいで家庭に不和が起きる

夫婦喧嘩など、家庭内でのストレスで精神病にかかるケースがあります。仲の良さそうな夫婦でも悩みを持つ人は多く、安らげる空間であるはずの家庭が、実は精神病発症の原因になってしまうこともあります。

仕事に対する権限がない

指示通りしかできない、提案が職場で受け入れられない職場を指します。ビジネスマンは、仕事の内容ややり方に土江、多くの権限を持てば持つほど、また仕事に関する決議に加われば加わるほど、ストレスを感じることが少なくなります。一方で、権限がないと感じるストレスは増える一方です。

責任が重すぎる

責任が自分の許容量を超えてしまうと、ストレスをより感じやすくなります。責任の取れないレベルの責任を押し付けられたり、失敗への罰金がある場合などは要注意です。このようなストレスが原因で、風邪をひきやすくなったり、今までならなかった身体症状が起きてしまう場合があります。

仕事がない

何もやることがない状態もストレスになります。その会社に必要とされているか、何を今後やっていくのか、仕事がないことで思い詰めてしまうケースが多いようです。

社会的なサポートが得られない

仕事内容について相談できる人がいない環境は注意が必要です。知らない間に、ストレスを感じることが増えてしまい、結果的に精神的な病気にかかることがあるという統計データが出ています。

組織に不公平がある

上下関係が強すぎる組織は要注意です。関係性を構築するのに、多大な労力がかかり、必要以上に気を配る必要があるので、ストレスがかかりやすいです。


早死にする確率を高める要素 TOP5

・1位 仕事に対する権限がない
・2位 仕事がない
・3位 保険がない
・4位 長時間勤務
・5位 仕事のせいで家庭に不和が起きる

早期死亡率が上がってしまう要素です。死亡に繋がる病気になる確率が上がってしまわないように、自分が当てはまっていないか、今一度見直してみましょう。


精神的な病気にかかる要素 TOP5

・1位 仕事のせいで家庭に不和が起きる
・2位 仕事がない
・3位 責任が重すぎる
・4位 組織に不公平がある
・5位 業績が不安定

精神病の確率が上がる要素です。メンタルを病んだり、うつ病になってしまう危険性が項目に当てはまるほど高くになる傾向があります。


病気の発生率を上げる要素 TOP5

・1位 仕事のせいで家庭に不和が起きる
・2位 仕事がない
・3位 業績が不安定
・4位 責任が重すぎる
・5位 仕事に対する権限がない

通院する確率が上がる要素になります。当てはまる数が多いほど、何らかの病気で病院に通う確率が上がってしまうと言われています。


まとめ 

長時間労働も問題ではありますが、全体的に見れば、自由に仕事をコントロールできる裁量があるか、業務量が多いことによる人間関係の悪化の方が、ビジネスマンとしての寿命は削られてしまうようです。もし当てはまることが多いようであれば、早いうちに通院をするか、話を聞いてくれる人を探すことが大切です。